この本を一言で言うと?
男女が「なぜ同じ場面でも違う受け取り方をしてしまうのか」を、
進化心理学・脳科学・社会文化の3つの軸から解きほぐす本。
恋愛、仕事、人間関係で起きる“すれ違いの理由”を、感情論ではなく科学的に説明してくれる。
読んで良かったポイント
感情の仕組みが理解できる
男は“問題解決”、女は“共感”を求める…
このよくある対比の背景にある心理メカニズムを丁寧に説明していて、
単純なステレオタイプとは違う深さがある。
「なぜ自分はこの反応をするのか」が腑に落ちる。
無意識のバイアスが分かる
・男性はリスクを取る選択をしやすい
・女性は関係性の安定を優先しやすい
など、無意識の“傾向”があるという話が興味深い。
どちらが良い悪いではなく、
それぞれ生存戦略として発達してきた背景を理解できるため、
相手を責めずにすむ。
仕事場の“男女のズレ”が明確になる
同じ言葉でも男女で受け取り方が変わる理由、
会議の進め方で起こるすれ違いなどがわかり、
ビジネスでも役に立つ。
とくに職場に女性が増える今、
この知識があるかどうかでコミュニケーション力は大きく変わる。
恋愛・夫婦関係の“モヤモヤ”の正体が言語化される
ちょっとした一言が傷つく理由、
愛情表現の違い、
距離感の取り方の違いなどが、
「なるほど、そういうメカニズムだったのか」と整理される。
ただの感情本ではなく、
根拠に基づいて説明されている点が良い。
私の感想
私は20代で、これから仕事もプライベートも
さまざまな人と関わっていく時期にいます。
その中で感じていた「男女間の価値観の違い」や「話が通じない瞬間」が、
単なる性格の問題ではなく、
男女の脳・環境・歴史的背景が積み重なって生まれている現象だと知れて、かなり納得感がありました。
特に印象に残ったのは、
“女性は共感を通して関係性を強め、男性は解決で問題を終わらせようとする”という部分。
これまで自分でも
「なんでその返答になるんだろう?」
「どうしてこれで怒るんだろう?」
と感じていた場面が、
説明されることでスッと理解できました。
20代のうちにこの本を読めたのは大きいと思います。
固定観念にとらわれず、
相手の背景を理解する視点を持つことで、
これからのコミュニケーションの質が確実に変わりそうです。
こんな人におすすめ
- 男女の考え方の違いを知りたい人
- 職場で異性との意思疎通に悩んでいる人
- 恋愛や夫婦関係で「なんで?」が溜まっている人
- 感情ではなく“根拠に基づいた理解”を求める人
- 人間関係のストレスを減らしたい20代・30代の人
- コミュニケーション力を高めたいビジネスパーソン
■ まとめ
『女と男 なぜ分かり合えないのか』は
感情の違いではなく、
「人間の仕組み」からすれ違いを説明してくれる本。
読むことで、
相手へのイライラが減り、
自分自身の言動にも納得がいくようになる。
20代のうちにこうした本を読むと、
この先の人間関係全般に大きなメリットを生むと思います。
「なんで分かり合えないんだろう」を科学的に整理したい人には
間違いなくおすすめできる一冊。

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